アロマオイルで快適なバスタイムが過ごせたとしても、お風呂の残り湯をお洗濯に使っている人にとっては、そのまま使っていいのかどうか迷いませんか?
結論から言うと、使える場合もありますし、逆に使ってはいけないケースもあるんです。
残り湯を洗濯に使う場合のさまざまな注意点などについて知っておきましょう。さらに、アロマオイルが入ってるお風呂を追い焚きしても大丈夫なのか、お掃除はどうすればいいのかについても解説します。
アロマオイルが入ったお風呂の残り湯は洗濯に使える?
アロマオイル入りのお風呂といっても、単体で使っているのか、塩やキャリアオイルなどと混ぜているのかによって、やや違いがあります。順番に見ていきましょう。
アロマオイルだけのお風呂の場合
アロマオイルだけを使った後のお湯は、洗濯に使っても大丈夫です。ただし、すすぎは流水を使ってください。
天然の精油なら翌日まで香りが残っているようなことはありませんので、洗濯物に香りがつくこともありません。
ですが、一つだけ注意が必要です。柑橘系のアロマオイルは、若干黄色~オレンジ色の色がついています。
お風呂に使うのは数滴ですが、白い衣服を洗う時は色がついてしまう可能性もゼロではありませんので避けてください。それ以外の無色の精油では、そのような心配はないでしょう。
さらに、下記のようなシーンでは、できればアロマ入りの残り湯は使わない方が無難です。
- 食器用のふきん洗い
- つけ置き洗い
- 柔軟剤も一緒に使うとき
- おろしたての製品を洗うとき
万が一ということもありますので、こういったお洗濯の時は、水道のお水を使う方が安心ですね。
アロマと塩を混ぜたお風呂の場合
お風呂に入れる目的の岩塩や死海のお塩などには、残り湯で洗濯できるどうかがパッケージに記載されているはずです。基本的には、それに従いましょう。
ただ、洗剤の泡立ちが多少悪くなってしまったり、衣類の繊維に塩が入り込んだり残ってしまうなどで、衣類を傷めてしまう心配もあります。
さらに、洗濯槽の裏側のスキマに残ってしまう可能性もあります。いまの洗濯機の洗濯槽はステンレス製がほとんどですが、そうでないならサビなども不安です。
迷うならやめておきましょう。
アロマとオイルやハチミツなどを混ぜたお風呂の場合
キャリアオイルなどを混ぜて作ったアロマは、油が混ざっていることになるため、残り湯で洗濯することはできません。
ハチミツやスキムミルクなどを加えた場合も、洗濯には向きません。
アロマオイルが入ったお風呂の追い炊きはOK?
塩分は風呂釜や配管をサビさせてしまうんじゃないかとか、アロマの油分が引火してしまうんじゃないかといった心配の声も多いですね。
適正量を使った天然のエッセンシャルオイルや天然塩での入浴剤ということが前提なら、いまのお風呂なら基本的には問題ありません。
ですが、市販の入浴剤の中には、追い炊き機能を禁止しているものもあります。天然ではないアロマオイルやアロマバスソルトなどを利用するなら、追い炊き機能をストップさせておくのが安心でしょう。
また、浴槽の説明書でも、塩分を含んだ入浴剤は避けてください、と書かれている場合もありますので、一度チェックしておくことをおすすめします。
念のため、ということであれば、アロマオイル入りのお風呂の時には追い炊き機能を使わずに、ぬるくなってきたら蛇口やシャワーから熱いお湯を入れる、という使い方をした方が安心ですね。
アロマオイル入りのお風呂掃除で気をつけること
色の濃いアロマオイルを使ったり、塩やハチミツなどを一緒に用いた場合、浴槽に色素や成分などがついてしまう心配もあります。
最後の人が出るときなど、できるだけ早くお風呂のお湯を抜き、シャワーなどでしっかり洗い流します。その後、お風呂用の洗剤などできちんと汚れを落としてください。
お風呂用の洗剤といっても、必ず市販のものである必要はありません。せっかくなので、重曹やクエン酸を使ったナチュラルなお掃除をするのもいいですね。
バスタブや壁などの掃除
重曹とお水で作った重曹水を用意しましょう。
- 重曹 大さじ1
- 水 100cc
この重曹水をスプレーして、スポンジで拭いていきます。ここに精油を5滴たらして使うのもいいですね。お掃除のたびにいい香りが楽しめます。
循環口の掃除
追い焚きできるお風呂の金属部分も、しっかり洗っておきたいですよね。市販の洗浄剤(ジャバなど)を使わなくてもできる方法をお伝えします。
- 循環口から5センチ以上のお湯をはる(何も入ってない残り湯でもOK)
- クエン酸 250グラムをよく混ぜる
- 40度に設定して沸かし、3時間置く
- さらに3分追い焚きする
- 排水後、スポンジで拭き、冷たいシャワーで流す
この方法で、月に一度のお掃除を心がけましょう。
まとめ
アロマオイルを入れたお風呂の残り湯を使ったお洗濯や追い炊きについての注意点と、お掃除のコツなどについてまとめてみました。
もし、残り湯で洗濯してみるのが初めて、というのなら、まずはバスマットやラグなど、カラダが直接触れないものなどを洗って様子をみてみるのもいいですね。
残り湯でのお洗濯の方が大切なら、オシャレな洗面器にアロマを入れて湯船に浮かべれば、香りの効果は同じです。柔軟にアロマライフを楽しみましょう!